カラフル

数時間後のおまけ




「おう、こら。」

凪を抱きしめていたら後ろから賢に声をかけられた。

んだよ。
邪魔しやがって。

「お前、いい加減小室ちゃんを離せ。限界って顔してんぞ。」

賢にそう言われて凪を見るともう顔は真っ赤で涙目で、何て言うか可愛すぎる。

「そんでさ、此処が何処だか分かってやってる?」

賢が自分の後ろを指差す。

「あ。」

此処は学校だ。
しかも今日は文化祭。

ギャラリーの多さは半端じゃなかった。

「馬鹿が。早く逃げた方が身為だと思うぜ?」

賢に馬鹿とか言われるの、凄ぇむかつく。

後でぶっ飛ばす。



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