僕らのReLIVE
僕は立ち上がりグローブを持ってマウンドへと向かった。
相手のバッターが打席に立つ前に3球の投球練習が行われる。
いつも通り投球するのだが、投げる時にすぽっと指からボールが離れた。足元をコロコロと転がるボールをみて…
——あれ…
力が入らない
すぐさま気づいたかずやが僕の元へ駆け寄ってきて
「大丈夫か??」
心配そうに僕をみながら問いかける
「手が滑っただけだよ!大丈夫!」
僕は少し慌てていたのを隠しながら笑ってごまかしていた。
マウンドに戻り残り2球の投球練習を終わらせた。この2球のときは対して悪くはなかった。
かずやも心配していた表情が戻っていたことをマウンドから確認することができた。
相手がバッターボックスに入り、かずやは最初に投げる球をサインで出した。僕も頷き、前のイニングの初球と同じストレートの握りへと変えた。
プレートにかぶった土をスパイクで払い、心の中で大丈夫だと言い聞かせ振りかぶった。
ボールから離れる指先に神経を集中させ、渾身の一球をかずやが構えるミットへと投げた。
“カキーーンッ”
ボールは目の前に——。
“ドンッ!!”
え…
何が起きたんだ、あれ、目が痛む
「あ…あぁぁぁああ!」
僕はマウンドで倒れ込んだ。
そして、そのまま意識を失った。
相手のバッターが打席に立つ前に3球の投球練習が行われる。
いつも通り投球するのだが、投げる時にすぽっと指からボールが離れた。足元をコロコロと転がるボールをみて…
——あれ…
力が入らない
すぐさま気づいたかずやが僕の元へ駆け寄ってきて
「大丈夫か??」
心配そうに僕をみながら問いかける
「手が滑っただけだよ!大丈夫!」
僕は少し慌てていたのを隠しながら笑ってごまかしていた。
マウンドに戻り残り2球の投球練習を終わらせた。この2球のときは対して悪くはなかった。
かずやも心配していた表情が戻っていたことをマウンドから確認することができた。
相手がバッターボックスに入り、かずやは最初に投げる球をサインで出した。僕も頷き、前のイニングの初球と同じストレートの握りへと変えた。
プレートにかぶった土をスパイクで払い、心の中で大丈夫だと言い聞かせ振りかぶった。
ボールから離れる指先に神経を集中させ、渾身の一球をかずやが構えるミットへと投げた。
“カキーーンッ”
ボールは目の前に——。
“ドンッ!!”
え…
何が起きたんだ、あれ、目が痛む
「あ…あぁぁぁああ!」
僕はマウンドで倒れ込んだ。
そして、そのまま意識を失った。