音楽室の王子様

「ほんとに鈴桜学園に通えるんだね」

『コクッ』

「信じられないよねーってもう着いたし
やっぱ近いね」

ザワザワザワザワ

『ギュッ』

音色が私の腕を掴んだ

「大丈夫だよ、音色
ずっと私が一緒にいるから」

これは私が小学生の時から言い続けていること

『コクッ』

「じゃあクラス見に行こっか?」
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