羊だって、変るんです。

♪♪♪

携帯の着信音が聞こえて来て、一気に意識が浮上した。

どうやら眠っていたらしい。

慌てて通話にすると凱からで今終わったとの事だった。

近くの駐車場に停めているので直ぐに向うと返事をして通話を終えると、時刻は12時前だった。

『結構寝ちゃったなぁ』

支払いを済ませて車を発車させて本社に向うと、凱が外で待っていた。

「あ、凱!?」

気軽に手を振ろうと手を上げた所で、その横に慧が居る事に気付きその手を下ろす。
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