保留
First.白雪姫と女王サマ
独りの女王サマ
「------ねぇ、黒田えりなって何様のつもりなの?」
「女王サマ気取りー?ダッサーキャハハ」
教室中に響きわたる笑い声。
「えー?えりなちゃん、イイコだよ?
みゆき、えりなちゃんのコト好きだよ!」
「みゆきは本当に純粋だよね!あの女王サマ気取りの女と全然違うわ(笑)」
「いい、みゆき?あの女に近づいちゃダメだからね。可愛いみゆきが汚されちゃうわ。」
「んー?よくわかんないけど、わかった!!」
はぁ、なんでこんな聞きたくないコトばかり聞こえてくるんだろう。
どうしようかなー…。
放課後、先生に頼まれた雑用をするために教室から離れたけど…
「キャハハ」と聞こえる笑い声。
バッグを取りに行きたいけれど、入れずドアの前に座り込んでしまった。