読めない彼の愛し方
居酒屋というのに
涙が止まらなくて、泣き続けた。
「今日は朝まで飲もう!」
そういう佳乃に
諒との話をした。
「自分に自信がなかった。」
「諒だけを責めて、
自分のことは棚に上げてた。」
「そんな自分は
諒に愛される資格がない。」
「今になって気付く」
ポロポロとこぼす言葉を佳乃は
うんうん、と一生懸命拾ってくれる。
「それに気付いたののかはすごいよ。
頑張ったね。次は絶対大丈夫だよ。」
そうだ。
今はまだ無理かもしれないけど
また前を向こう。
そうして夜の12時、、、