俺にもっと溺れろよ。
え、そうなんだ。
「はぁーい!」
......なに、食べようかな?
早速、夜ご飯のことを考え始める。
「久しぶりに会うから、楽しみだわ〜」
......ふふっ、ほんと楽しそう。
幸せそうなお母さんを見て私まで、笑顔になる。
本当に、わたしの両親は仲がいいなって思う。
お父さんとお母さんは、高校から付き合ってて結婚したって、最近聞いた。
今まで、知らなかったから聞いたとき、凄くびっくりしてしまった。
今でもずっと、ラブラブで正直羨ましい。
たまに、わたしの方が恥ずかしくなっちゃうときもあるけどね......。
それも、お父さんがお母さんの1つ上の先輩だったらしい。
つまり、先輩後輩同士。
この話を聞いたとき、朔先輩とわたしみたいじゃんって思った。
まぁ、わたしとは逆で、お父さんがお母さんに一目惚れして、毎日アピールしまくったらしいけど。
お母さんは、お父さんがクールで有名でその上モテてたから、最初は嘘かと思ったわって笑いながら話してた。
わたし、完全お父さん似だよね。
その話聞いたとき、完全にそう思っちゃったもん。
......いつかは、わたしも朔先輩と......。