俺にもっと溺れろよ。
彼女いたなら、言って下さいよ。
わたし、そんなの知らなくて......。
......ずっと迷惑でしたよね?
最低だ、わたし。
彼女がいる人と一緒に帰ったり、お昼を一緒に過ごしたりしちゃった。
きっと、彼女もこのことを知ったら嫌だよね。
わたしだったら、凄く嫌だもん。
言ってくれなかったから、もしかしたら彼女になれるかもって思っちゃった。
全部、わたしの勘違いだったんですね。
......どうせなら、このまま勘違いしたままでいたかったな。
ほんとに、期待させないで下さい。
少しでも、期待を持っちゃった自分が恥ずかしくなる。
......もう、この恋は諦めなきゃいけないよね。
こんなに、好きなのに。
好きにさせといて、ズルいです。
嫌いになれる訳がない。
もう、今日は涙が枯れるまで、出なくなるまで思う存分泣こう。
今は、ご飯食べれないや。
せっかく、買いに行ったのにこんなことになるなんて......。
明日が、日曜日で良かった。
月曜日だったら、きっと行けてない。
「......す、き......」
そう言葉にならない声で呟いて。
いつの間にか、わたしは......泣き疲れて寝てしまっていた。