俺にもっと溺れろよ。





警察喫茶......か。

警察官の格好してるって事かな?


朔先輩が、そんな格好してるとか想像しただけで、かっこいい。


ますます楽しみになってきたな〜。










午前は、クラスの半分の子達が店番をする。

わたしと風ちゃんは午前担当。


朔先輩も午前担当らしい。

だから、午後一緒に回ろうって話してあるの。

って、今気づいたけれどわたし、朔先輩のクラスの警察喫茶に行けないパターンじゃない?


う、嘘でしょ......。

奇跡的に行けることを願って、仕事に集中した。

「かき氷とたこ焼きください!」


「はい、かしこまりました!」



わたし達のクラスは、浴衣カフェがテーマだから、夏祭りの夜店に出ているフードを主に出すことにした。


教室は、人で溢れていた。



「ほんと、凄い人〜!」


「ねぇ〜、でも楽しいね!」


「桃花ちゃんの、浴衣可愛いね!可愛い桃花ちゃんによく似合ってる!」


「ほんとに、お世辞でも嬉しいよ〜ありがとう!」



......朔先輩にも可愛いって思ってもらえますように。


同じ午前担当の子達と楽しく会話しながら、接客などをこなした。





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