俺にもっと溺れろよ。
警察喫茶......か。
警察官の格好してるって事かな?
朔先輩が、そんな格好してるとか想像しただけで、かっこいい。
ますます楽しみになってきたな〜。
♡
午前は、クラスの半分の子達が店番をする。
わたしと風ちゃんは午前担当。
朔先輩も午前担当らしい。
だから、午後一緒に回ろうって話してあるの。
って、今気づいたけれどわたし、朔先輩のクラスの警察喫茶に行けないパターンじゃない?
う、嘘でしょ......。
奇跡的に行けることを願って、仕事に集中した。
「かき氷とたこ焼きください!」
「はい、かしこまりました!」
わたし達のクラスは、浴衣カフェがテーマだから、夏祭りの夜店に出ているフードを主に出すことにした。
教室は、人で溢れていた。
「ほんと、凄い人〜!」
「ねぇ〜、でも楽しいね!」
「桃花ちゃんの、浴衣可愛いね!可愛い桃花ちゃんによく似合ってる!」
「ほんとに、お世辞でも嬉しいよ〜ありがとう!」
......朔先輩にも可愛いって思ってもらえますように。
同じ午前担当の子達と楽しく会話しながら、接客などをこなした。