俺にもっと溺れろよ。
可愛すぎて無理 朔side.
*
「え、ここって......」
明らかに戸惑っている様子の桃花。
文化祭で盛り上がっている中、俺は、桃花を前にも来たことがある空き教室に連れてきた。
俺は、この空き教室だけが、文化祭で使われな教室っていうことを知っていた。
まぁ、さっき知ってたんだけど......。
ねぇ、桃花。
これからどうなるか分かってる......?
*
*
「早瀬くん、カッコよすぎ......」
「早瀬くんと天沢くんのポリスの格好やば......」
今日は、文化祭2日目。
俺らのクラスは、"警察喫茶"をやることになった。
正直、"警察喫茶"って何って思ったけど。
そして、今警察官の格好をしている。
俺は、嫌だって断ったけど......夏輝が無理やり着せてきた。
手錠まで、付いてるしなんなのこれ......。
早く脱ぎてぇ......。
「朔、似合ってんね〜!
俺らのおかげで、大盛況じゃね?」
俺と比べてこいつは......上機嫌だ。
今日は、他校の学生達も来てるし、女子にチヤホヤされて喜んでる様子。
「うるせぇ......。
さっきから、接客する度に色々聞かれてマジで迷惑だし......」