俺にもっと溺れろよ。









わたしは、今なら空でも飛べるんじゃないかと思うぐらいルンルンで教室に向かった。

しかも、スキップで。



いろんな生徒から見られたけど今のわたしはそんなの気にしない。


なんていったって、最高にハッピーだから。




教室に入り真っ先に向かったのは......。





「風ちゃ〜ん!!!



おっはよ〜!」





親友の風ちゃんこと野宮 風香(ののみや ふうか)のところ。
風ちゃんは中学校からの親友で、頼りがいがあってわたしのお母さ......お姉ちゃん的存在。


たまに?毒舌なところもあるけど本当はすっごく優しいの。






「桃花、おはよ。



朝から元気がよすぎなんですけど......」






呆れた顔で風ちゃんは言う。

まぁでも、しょうがないじゃん?

あんなことがあったんだから。



わたしは、ニヤニヤした顔で風ちゃんを見つめる。


そしたらなにか感じとったみたいで。。。


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