俺にもっと溺れろよ。
まさかの告白!?





先輩とお昼を一緒に食べたあの日から確かに少し変わったと思う。



少しだけど変わってきている気がする。


たが、何かがおかしい。絶対、おかしい。



何がおかしいかと言うと......。


それは、早瀬先輩。


いやそれは、みんな知ってるか。




お昼を誘いまさかのOKをもらったあの日。


わたしは先輩に、


「あの、これから一緒に食べてもいいですか?」





なんて大胆なことを聞いていた。


もっと彼を知りたくなり近づきたくなって思わず口走っていた。



言ってしまったけど......返ってくる答えはきっとNOだと思う。


だって......先輩は、1回だけと思っていいと言ったかもしれないから。


根拠はないけど......。



「いいけど」





「......」






結構な確率で無理だと思った。



だから、耳を疑った。



おかしいよ。ほんと、おかしい。



きっと、わたしが「いいけど」って言って欲しい願望が強すぎて聞き間違えたんだ。


こんなことありえない。


あの、先輩がだよ?


よし、もう1回聞こう。



「も、もう一度聞いてもよろしいでしょうか?」





変すぎる敬語になる。


少し緊張してるせいか、なぜか冷汗がでてくる。


まぁ、 NOだと思うけど一応ね。
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