俺にもっと溺れろよ。
「桃花、あんたもしや......。
早瀬先輩となんかあったの?」
風ちゃんは見事、わたしのニヤニヤ顔がどこからきたか感じとり正解した。
ほんとにさすがすぎる......。
こうみえてって言ったらあれだけど、風ちゃんは恋バナが大好きだ。
大、大、大好物だ。
わたしの先輩との恋が叶う確率ほぼ0%の恋も応援してくれてる。すごく、すごく。
てか自分、先輩との恋が叶う確率ほぼ0%の恋って言ったらダメじゃないか。
絶対、振り向かせるんだから。
前向きに。前向きに。
それがわたしなんだから。
「よく、分かったわね。
風ちゃん......ぐふふ......」
「いや、あんたみてたら誰でも分かるわ!
ニヤけた顔してぐふふって、やばいし」
確かに。ぐふふはやばい。
なんか今日、自分ほんとやばいかもしれない。。。
「で、なにがあったの?」
わたしは今朝におきた先輩との出来事を話した。
途中、ニヤケすぎって言われたけど。