美男子ガイド。
「……。先生の圧力?」


圧力…?笑

あたしは思わず吹きだしていた。

それを見た奈知は慌てて取り消した。



「いや、違う。なんでもない。」
奈知は顔を赤くして言った。





まあいいや。特に理由もないんだろーし。

「ところでさあ、なんでみんなこの学校のことそんなに知ってんの?Aクラスのこと…とか。あたし知らなかったんだけど」




「あ、ああ。そりゃココはここらじゃ有名な学校じゃん?そしてココはちょっと前まで男子校だった。追っかけの女子達が編入・入学してきて大変だから、頭のいいクラスだけは女子禁制の「予定」だった訳。沢田が最後に『イケメンだけしか入れない』って言ってただろ?お前が調べてこなかったのが悪い」



「そう言われても……つーかあたし、イケメン?」


「んー…男勝り?」





ボコッッ


あたしは奈知を殴った。

「失礼な奴」

「痛ってー!つーか馬鹿じゃねえのッ」



「?」



「それ。大量の紙」



そこには先生に頼まれた大量の連絡用紙や学校新聞などの紙が廊下一面に。






「ギャーーーーーーーーッ!!!!!!!」



「手伝わねえから」
奈知は冷たく言う。



殴った仕返しだ……(泣)



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