美男子ガイド。
「そりゃ大変だったね(笑)」
少し笑いがおさまったあたしは、奈知に言う。
「……。お前馬鹿にしてんじゃねえぞ。マジで大変だったんだけど」
「ごめんごめん。そしてその公園の前の家に『愛川』って表札を見つけた?」
そう、あたしの小さな家の前には、超ビッグな国立公園がある。
軽く森的な場所もある。
あたしも小さい頃は毎日そこで遊んでた。
「そう。頭超痛かったけど、歩きまわってたら見つけた。『愛川』ってけっこうめずらしいから、ここかなって」
「よかったじゃん助けてもらえて♪あたしの家ココじゃなかったら奈知死んでたね(笑)」
「おう(笑)」