美男子ガイド。
「zzz…」
もう奈知は寝てる。
そりゃあ疲れただろうし熱あるし。
ていうかあたし、どこで寝よ…
6帖のせまいあたしの部屋……
机と棚と、鏡台、ベッド。
場所ない!!!しかも布団もない!!!
「そうだ。明美んところで寝よう!」
―――――そうして隣の明美の部屋の前。
『彼氏なんでしょ?どうぞ2人でごゆっくり。看病でもしてあげたら?あたしの所来ても無理だから 明美』
ドアにはそんな張り紙。
「言うのさえも嫌なのか……」
ていうか明美、奈知が彼氏じゃないってわかってやってる気がする…
「妹ってこわ」
仕方ない、奈知の毛布うばってそこで寝るか。