美男子ガイド。



「別に用事はないみたいよ。ココは人の出入りとか超テキトーだからね、桃山さんは河上高だし、先生も気にしてないんじゃない?」



「じゃあ勇希はなんでそんな急がさせたのよ!」

あたしは勇希に詰め寄る 。だってあんな形相で…


「え…。礼也にメールでそう聞いて、またなんかあったと思って……」

そう言いながら頭をポリポリ。



ポリポリ。じゃないし!!!


「意味わかんない!桃山さんがどーこーだからっていちいちあたしに知らせてくんなくていいから」

一応、桃山さんには聞こえないよう、小さな声で言った。

だけど勇希に向けた顔は鬼になったかんね。


それを見てか、

「わわわわりーって!マジですまん!」

素直に謝る。



「…でも遅刻せんかったからいいやんか!」


「は?それとこれとは別じゃん!」



そう言い合っていたとき。



< 175 / 267 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop