美男子ガイド。
あたし、河上の席の方まで来ちゃってたんだ……
「実行委員集まれって!早く早く」
高島君に連れられて、グラウンドのトラックを横断する。
「遅い」
吉井先生はいつもより気合いが入ってて、カナリ怖い。
スキンヘッドにタオルはちまきが超似合う。
「「すいません…」」
あたし達がそう言うと、うむ、とうなずいて話をし始めた。
「今日はお前らが活躍する日だ。お前らを中心に最高の体育祭にするぞ!」
『ハイ!!!!!』
一斉に実行委員、体育委員の皆が声を合わせて叫んだ。
こうして盛大な体育大会は始まったのでした。