美男子ガイド。
学園祭当日。
この学校は学園祭は一日しかなくて、一般開放もするから朝早くから準備で忙しい。
「はやく持っていってよー!!!勇希浮かれんなっ!」
あたしは勇希をどついた。だってかなり浮かれてる。今日槙野サンは行っちゃうっていうのに。
「わかっとるって!お化け屋敷はほんま大変やわー」
「嫌味だ」
礼也君はすねる。
「ほーらー勇希が文句言うから。礼也君可哀相だよー」
「なんやてっ?つーかほんまに勇美は礼也にベタボレやなあ!好きなんちゃうん?」
「別にいいじゃん礼也君は可愛いもん!!!勇希は彼女がいるでしょ!!!浮かれすぎで引く〜」
こんな会話をしてる間も、着々と時間は過ぎていく。