美男子ガイド。

「使うって……どうやってオレらを使うんや」

勇希が礼也君に聞いた。


「えー、まあ考えは2つあるんだけど。せっかくA組っていう名のスーパー特権。ココとココを使うの」

そう言って礼也君は自分の頭と顔を指した。


「ああ!」


「勇希もやっとわかったみたいだね。クラスの皆ももうわかったでしょ?やるかどうかは奈知に任せるよ。どうする奈知?」

そう言って礼也君は後ろを向いた。
…奈知がイスに座って話を聞いていたのだった。



すると口を開く。
「少々嘘ついたって問題ねえだろ。どーせ担任見てねえし。やるか」






『オーー!!!!!』

そうしてクラスはまた、一丸となっていった。


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