美男子ガイド。
「ん?どしたの愛川サン」
高島君が心配そうにあたしを見た。
「あっなんでもないです!ところで奈知は…」
「奈知は向こうの体育館裏にいるって。なんか…お化け屋敷で落ち葉を使うらしいよ」
「落ち葉……?そんなの使う予定ないと思いますけど」
「愛川サンって呼び込みしてるっしょ?だから知らなかったんじゃないのかな」
「そうですね、あたし体育館行ってみます。ありがとうございましたっ」
そう言ってあたしは去ろうとした。だけど高島君はあたしを止めたんだ。
「愛川サン!!!俺も……一緒に行っていいかな」
仔犬みたいな、キレイなカオしてるから、あたしはきっと大丈夫だろうと彼を信じてしまった−−−−