大王(おおきみ)に求愛された機織り娘
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3日後、ハヤが来た。

ハヤは私の部屋の外にずっと立っている。

「ねえ、ハヤ、退屈でしょ?」

私が声を掛けると、

「これが仕事ですから。」

と短く答える。

「ごめんね。私のせいでこんな事、させて。」

「いえ。」

話しかけても、ハヤはほとんど返事しかしない。

私は諦めて、仕立てを始めた。


昼過ぎ。

突然、大王が現れた。

「大王!
どうなさったんです? こんな昼間に。」

「少し、手が空いたから、久しぶりに
遠乗りでもどうかと思ってな。」

「はい! 行きたいです。
今すぐ片付けるので、お待ちください。」
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