天狗に愛されてⅡ
『たまには外に出たいの。』
「えっと、その姿ではちょっと…。」
確かにこの姿のままだとマズい。
金の髪に瞳。
極めつけには狐の耳に尾があるんだもん。
「それだと流石に人間に捕まります。
譲葉様は半分人間なのでがっっつり視えますし。」
『だ〜か〜らぁ〜〜♪』
「…え゛??」
小天狗ちゃんに笑顔を向ける。
『変化の術的なの教えて欲しいな…☆』
半泣き状態の小天狗ちゃんに
しつこくお願いしてどうにか教えて貰った。