一音入魂 〜1音に魂を込めて〜
パーカスの轟秋人とは何故か仲が悪い。

「沙菜先輩。絶対こいつコンクールやらかしますよ。」

「そんなこと言ってもね・・・。」

「いくら実力あってコンクールメンバーになっても別の事ができないなら意味がないですよ。」

「沙菜!あのさリード割れちゃって替えがないんだけど・・・。」

「それリード楽器に聞いて!」

「あたしと同じのつかってんのがいないのよ。」

「・・・じゃあ今日は帰っていいから。リード買ってきて。」

「サンキュ!」

まつり先輩の時はこんなまとまってない部活じゃなかった。


「パート練始めます。」

「はい!」

「チューニング。涼花から。」

「はい!」

B♭の音が響く。

チューナーの針は右を指してる。

「高い。抜いて。」
 
チューニング管を抜くように言う。

「はい!」

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