忘れられない君との夏。
7日目


目を開けると、朝だった。


いつも通りだけど、私にとって今日は特別な日だ。


今日で洸との補習が終わる。


洸と会う口実が、今日でなくなる。


頭はひどく落ち着いていて、心が、体が追いつかない。


私は現実感のないまま制服に着替える。

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