恋花火~最後の花火は君と観て良いですか?
その日、美桜は風邪で学校を休んでいた。

「美桜、大丈夫かな?」

その時、校内アナウンスが鳴った。

ピンポンパンポーン

『委員の皆さんは、3-2教室で集まって下さい。』

「あ、行かなきゃ!」

そして私は3-2まで向かった。

「ここか。」

そして教室の扉を開けた。

ガラガラ

その時、教室内には何人かが座っていた。


そして、奥で窓際に座る彼を見つけた。


(あ…。)


あの人…。



その時、彼と目が合った。


そして、思わず逸らしてしまった。

「あ…。」

(…やっちゃった。)

その時、後ろから先生の声が聞こえた。

「えと、宮坂さん?どうしたの?早く座って。」

「あ…すみません。」

「あなたの席は、林くんの隣よ。」

そう言って先生は窓際を指差した。

(!?嘘でしょ!隣!?)


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