謎すぎる北田くんは幼馴染みを溺愛しています!

なかなか、返事のない眞子の顔をのぞき込む。

「眞子?帰らないのか?」

もう一度聞けば、眞子ではなくその友人が言う。

「眞子ちゃん、彼誘ってるし一緒に帰りなよ?幼なじみなんでしょ?」

なんと、彼女は俺と眞子の関係を知っているらしい。
少し彼女への認識を改めよく観察すれば、俺と眞子のやり取りをニマニマと見守って居るようだ。
俺は彼女への警戒を解き、話しかけた。

「眞子の友達?初めまして、北田悠です」
「初めまして、眞子とは中学から一緒の広田有紀だよ!」

なるほど、広田さんも眞子とは付き合いが長そうだ。
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