謎すぎる北田くんは幼馴染みを溺愛しています！

｢今日はお好み焼きよ！沢山食べてってね｣

おばさんはそう言うとキッチンへと戻って行った。

リビングのソファーに腰掛けて、二人してとりあえず付けてるテレビを眺める。
すると、少し経って眞子が声を掛けてきた。

｢悠、ありがとね。私、小テストとはいえあんないい点数取ったの初めてで。それもこれも悠のおかげだから……｣

顔を少し逸らしながら言った、眞子の頬は少し赤くなっていた。

眞子は基本素直なのだ。
ただ、俺にはツンデレだけれど。

そこが可愛くて仕方ない。
俺はなかなかに自身がこの恋に関して重症であると自覚していた。