謎すぎる北田くんは幼馴染みを溺愛しています!
玄関のチャイムを押すと、出てきたのは眞子のお母さんの清子さん。
「あら、やだ悠くん!久しぶりに見たらすっかりイケメンになっちゃって!いつ帰国したの?」
「今日帰ってきたところです。眞子居ますか?」
「居るわよ。上がってちょうだい」
これぞ、幼馴染みの特権である。
リビングに通されてすぐパタパタと足音がすると、程なくして俺の愛しの眞子が姿を見せた。
「悠ちゃん?!」
俺を見るなり驚いた顔をする真子に、ニッコリ微笑んで答えた。
「久しぶり、眞子。今日から日本に戻ってきたからよろしくね?」