謎すぎる北田くんは幼馴染みを溺愛しています!
そんな眞子にお土産を渡す。
「はい、これ五年分だから」
そうして差し出した大小様々な箱は全部で五つ。
毎年、眞子の誕生日に合わせて買っていたもの。
そして今日は眞子の誕生日だった。
「誕生日おめでとう、眞子」
そう伝えれば、眞子は驚きながらも手を伸ばした。
まずは大きい箱へ。
そして、開けては驚く眞子の顔を俺は眺めて微笑んだ。
その時欲しがった鞄、本、靴、ワンピース。
そして今年の一番小さな箱を眞子は手にして、俺を見た。
「なんで、こんなに欲しかったものを知ってるの?ちょっと怖いんだけど……」
そう言いつつも、眞子は今年の箱を開けた。