謎すぎる北田くんは幼馴染みを溺愛しています!

眞子が開いた箱に入っているのは、雪の結晶モチーフのネックレスとイヤリング。

これは予想外だったようで、箱の中身を見て目を丸くしている。

「可愛い……」

ぽつりと呟いた眞子の声に俺は満足する。

「これを見かけた時、眞子に似合いそうだなって。だから今年は眞子の好みじゃなくて、俺の衝動買いなんだ。気に入ってくれた?」

俺は眞子の足元まで移動して、眞子を見上げて窺いみる。

「この中では、一番気に入ったかも……」

少し困り顔をしつつも、眞子は正直に聞かれたことに答えてくれる。

眞子の素直なところに変わりがなくてホッとする。
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