青い僕らは奇跡を抱きしめる
まずは担任に相談してみたが、それをそっくり俺の伯母にも伝えるから、伯母は心配しだして、伯父といっしょになって色々と言ってきた。
「高校には絶対に行きなさい」
伯父がきっぱりと言い切った。
「そうよ、淑子のことは心配しないでいいのよ。高校もここから通えばいいし、悠斗ちゃんのような子が高校で学べなくてどうするの」
きっと学校の先生もかなり深刻に捉えて、大問題のように事を大げさに騒ぎ立てたのだろう。
俺の成績は学年でも常にトップに立つようなものだけに、それが高校にいかないのはおかしいと半ば強気で、伯父伯母に伝えたのかもしれない。
伯父と伯母の表情が心配しているというより、高校に行くと言い切るまで俺に辛抱強く説得するから、なんだか怒られているみたいで怖くなった。
母も心配してその後、駆けつけては、俺を心配する懸念から感情が高ぶって切れてしまった。
「高校くらい、行かせられるに決まってるでしょ。何、その態度。もしかしてあてつけで、私への恨みでもあるの」
「違うって、その逆」といいたかったが、そう言えば言えばできっとまた違う意味で怒り出すに違いない。
「そこまで情けをかけて貰うほど落ちぶれてなんかないわよ」
多分こう返答されると目に見えている。
母も少し頑固なところがあり、自分の思うようにならないと怒りで怒鳴り出す。
いわゆるヒステリーだ。
だからあの気の短い父親とは、性格の面でも合ってなかった。
上からバンバンと言われると俺はなんだか疲れてきてしまい、意地を張り続けても何の得もないので、最後は高校に行くと首を縦に振った。
それが一番のいい解決方法だった。
それにたかが中学出たくらいで、働けるところなんてないに等しい。
一時の意地張りで人生を決めかねても誰も得をしないのなら、俺が取る道は一つしかない。
高校に行くこと。
なんだか自分で蒔いた種だったけど、自分がとことん面倒臭い奴だと思わずにはいられなかった。
「高校には絶対に行きなさい」
伯父がきっぱりと言い切った。
「そうよ、淑子のことは心配しないでいいのよ。高校もここから通えばいいし、悠斗ちゃんのような子が高校で学べなくてどうするの」
きっと学校の先生もかなり深刻に捉えて、大問題のように事を大げさに騒ぎ立てたのだろう。
俺の成績は学年でも常にトップに立つようなものだけに、それが高校にいかないのはおかしいと半ば強気で、伯父伯母に伝えたのかもしれない。
伯父と伯母の表情が心配しているというより、高校に行くと言い切るまで俺に辛抱強く説得するから、なんだか怒られているみたいで怖くなった。
母も心配してその後、駆けつけては、俺を心配する懸念から感情が高ぶって切れてしまった。
「高校くらい、行かせられるに決まってるでしょ。何、その態度。もしかしてあてつけで、私への恨みでもあるの」
「違うって、その逆」といいたかったが、そう言えば言えばできっとまた違う意味で怒り出すに違いない。
「そこまで情けをかけて貰うほど落ちぶれてなんかないわよ」
多分こう返答されると目に見えている。
母も少し頑固なところがあり、自分の思うようにならないと怒りで怒鳴り出す。
いわゆるヒステリーだ。
だからあの気の短い父親とは、性格の面でも合ってなかった。
上からバンバンと言われると俺はなんだか疲れてきてしまい、意地を張り続けても何の得もないので、最後は高校に行くと首を縦に振った。
それが一番のいい解決方法だった。
それにたかが中学出たくらいで、働けるところなんてないに等しい。
一時の意地張りで人生を決めかねても誰も得をしないのなら、俺が取る道は一つしかない。
高校に行くこと。
なんだか自分で蒔いた種だったけど、自分がとことん面倒臭い奴だと思わずにはいられなかった。