天使の笑顔で【Remake】
「じゃあ次、涼君」
「おう、」
まゆの喜ぶもの
まゆと一緒に使う必要なもの
2つ用意した
「まずこれ」
俺はひとつのDVDを渡す
「なにこれ?」
「元気がない時に見てね
絶対まゆが喜ぶから」
「そーなんだ!じゃあ辛くなったら見るね」
DVDを大事に抱えたまゆ
「涼真のことだからどうせエッチなやつだろ?」
「殺すぞ」
もう一度俺は葉月に銃を向ける
「もう一個は?」
包んであるもうひとつの袋に気づくまゆ
「あ、これな」
その袋を渡す
これは俺とまゆに必要なものなんだ
「……時計?」
「そうだよ」
時計をなんで買ったかと言うと
「まゆと一緒に居れる時間をこの時計と一緒に過ごせたらいいなーなんて思ってね」
「……うん、ありがと」
まゆが少し声を震わせて言ってるような気がした
泣くな泣くな
俺も泣いちゃうから