天使の笑顔で【Remake】





「ねえ、聞こえてる!?」




ん?何が?





「ねえ、起きてよ」





女の子の声が次第に大きくなる






そして






「起きろーーーー!!!!」




「うわーーー!!!!」



俺は夢の中ではない女の子の声で朝の7時に目が覚めた




俺の名前は碇涼真



今日から晴れて高校生になった俺は叫んで目を開ける



「もう、いつまで寝てるの!今日入学式だよ?」





眉間にシワを寄せて顔を覗かせるこの女の名前は



矢部まもり





俺の隣の家に住んでるいわば幼馴染だ



「おいまもり!俺が夢の中で女の子とイチャイチャしてる時になんで邪魔すんだよ!」







幼馴染に起こしてもらいながらキレる俺に対して



「はあ??わけわかんないこと言わないでもらえる?
早く着替えて行くよ」




「早くって今から俺が着替えるの見たいのか?
きゃー!えっちぃー!」



「そんなの見たくもないっての!」




まもりは立ち上がり俺の部屋のドアを勢いよく閉めた



そんな梅干しみたいにカリカリすんなよなー全く



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