天使の笑顔で【Remake】
着替えを終えてリビングに行く
制服姿もなかなかカッコいいもんだな
なんて思いながらテーブルに置いてあるメロンパンを取って頬張る
「んじゃいってきまーす」
俺は母さんに聞こえるように言って玄関を出た
「んもー!遅いってば!」
「大丈夫だって、まだ間に合うんだからさ」
気の早いやつだな
まもりはめっちゃ頭いいけど俺に合わせて高校を選んでくれた
高校受かるまで勉強見てくれたり色々してくれたけど
また同じ高校となると騒がしくなりそうだな
そんなこと思いながら学校まで歩いて行くと
「ねえねえ涼君」
出来れば涼君って呼び方やめていただきたい
でも俺は気にせず
「なんだよ」
「同じクラスになれるといいね」
目を輝かせるようにまもりは言う
「お前なー、俺の他に友達出来ることを考えろよ
せっかくの高校生活なんだからさ」
「んーーそうだね」
何故か納得いかないような顔している