天使の笑顔で【Remake】
なーんか嫌な予感
私は嫌々電話に出る
「もしもし?」
『もしもし?まゆちゃんですか?』
深津先生の声だ
「まゆだけど、どうしたの?」
『いやぁー…ははっ
少しゆっくり話さないといけないことがあってね
とりあえず先に言っておくけど
この8月の期間は入院してほしいんだ
もちろんまゆちゃんのお母さんにもこの事は言ってある』
「また入院すんのー?もー何回目なのー!」
『君は生きるために入退院が必須だからね
予定がない時、今からでも大丈夫だから病院まで来てもらえるかな?
とっても大事なことがあるんだ』
「えーめんどくさいなー」
『そう言わずに』
深津先生は私のお父さんみたいなもんだからついつい甘えたこと言っちゃうんだよね
「わかったよー今から行くね?」
『うん、ありがとう。待ってるからね』
私は電話を切ってすぐに支度をする