Estoi enamorado de ti ~あなたに恋をしています~
私のプレートはパスタとサラダとグリルチキンが付いてる。
それぞれが女性が食べやすいボリュームで付いていて、更にデザートもなので、とっても満足。
ニコニコと食べていると、そんな私を満足そうに見ているロン。
「美味しかった?」
「うん!お値段もお手頃なのにこんなに色々食べれてお得な気分」
「そうだね、美味しいし。また来よう」
ニコニコと微笑むロンに、私は聞いた。
「服とか靴とか買って貰っちゃって…。良かったの?」
しかも、普段買うような服よりゼロがひとつ多いのだ。
学生の私が着る服なんて、プチプラの量販店物ばかりである。
今日買ってもらったのは、OLさんでも着れるようなキレイめで普段よりお値段二倍以上のお洋服や靴。
先生は働いてる大人だけれど、買ってもらうのは気が引ける。
「良いんだよ。俺が希美に着て欲しくて買ったんだ。次のデートで着て見せてね?」
「分かった。ありがとう、ロン」
先生って大人だけど、それでもこう買ってもらうのは心苦しいような。
そう思いつつ、それを直に言うのはちょっと躊躇って私はこの場は食事を楽しむべく頭を切り替えた。