Estoi enamorado de ti ~あなたに恋をしています~
そして、アーロン先生はニッコリと微笑みながらこう言った。
「俺が君に向けて言うなら Estoy loca por ti.になるな。ねぇ、希美。俺が本気で君に囁いたら、君は答えてくれるかな?」
びっくりすることを言われて驚きに目を見張ってしまう。
「ふふ、ねぇ carino 希美。俺とキャンパス以外で会わない?俺が嫌でなければデート、して欲しいな」
そう言うと私の左手の甲にそっと口付けたアーロン先生は色気のあるイケメン過ぎて、私は声すら出ずに口をぱくぱくさせてしまう。
「えっと、あの…」
普段あんなにバリバリと意見を主張できるのに、今の私たるや…
恋愛初心者には、この色気漂うイケメンは高レベル過ぎる!
顔を赤らめながら、私は何とか返事をした。
「嫌だなんて有り得ないです!嬉しいです」
私の言葉を聞くと、先生は頬を緩めて私のこめかみにキスを一つ落とすと
「良かった。じゃあ連絡先を交換しよう。他の子達には教えちゃダメだよ?他の子は大学のメアドしか知らせてないからね」
そう、ウィンクしつつ教えられたSNSのID。
私は先生を追加してメッセージを送った。
「よろしくお願いします」
こうして、私と先生は連絡先を交換して気付けばデートに行く事を約束していた。