異世界に召喚されましたが、僕は勇者ではありません。
『男としてねぇ。じゃあもし、僕が、男じゃないと言ったら?』
鬱陶しいよ。女だの男だの。
ノエビア「は?何をざれ言をいっているのだ?」
『だ~か~ら~。僕は男の振りをしてるの!』
ノエビア「男の振り、だと?」
『そ、僕は女。訳あって男の振りをしてるの』
ノエビア「胸もなく短髪でか?」
しつこいな~。
『胸はさらしで押さえて髪はウィッグほら』
さらっ、とウィッグを外すと漆黒の髪が、揺れ落ちてきた。そして、魔術で少し男っぽくしていた顔と声を戻した。身長はもとから男にしては低い150㎝代
『これでどう?』
女の声で話すと
ノエビア「なっ!?声まで!」
『だって、魔術で変えてただけだしこっちが本来の僕』