異世界に召喚されましたが、僕は勇者ではありません。
ルミナリエ「はい。この世界には昔から魔物が存在していました。そして、約百年に一度程魔物を統べる王である魔王が目覚めこの世界に危機をもたらしました。今回あなた方をお呼び立てしたのは、その魔王を倒す勇者様を召喚するためだったのですが、勇者様は、他の国にも居ますが召喚される時は一人だけなのです。どなたが、勇者様か分からないでしょうか」
栄司「あ、多分俺です」
ルミナリエ「そうですが、あなた様が。よろしければお名前を、お伺いしても?」
栄司「俺は、椎名 栄司です」
ルミナリエ「椎名とは、女の子っぽいお名前をしていますね」
栄司「あ、栄司が名前です。椎名は名字です。」
ルミナリエ「そうだったのですか。それは、大変失礼いたしました。他の方々のお名前もお伺いしたいのですが、よろしいでしょうか?」
『僕は、三嘉木 黎明です』
美月「わっ、私は碧乃 美月です!」
ルミナリエ「では、国王の元に行きましょうか」