乙女ゲームの攻略キャラに転生した



「じゃあ天音は三味線が得意なんだ。」

「うん!出雲兄様にもよく褒められるんだー!」

「へー…聞いてみたいなー!」

「今度時間があったらおいでよ、僕も聞いてほしい!」

「うん!行く!紫水の踊も野菊の箏も見に行く!」

「ふふっ…じゃあもっと上手くならないとね」

「お前これ以上どこを上手くなるんだよ…」



2人とは10分足らずで仲良くなれた。

あっちのコミュ力がたかいのかただ話が会うだけなのか。

でも3人の話を聞いてると遊男もそんなに悪いものじゃない気がしてきた。

何より稽古がたのしそうだ。



「いいなー、私もやってみたい!」


「あ、それいいね!やろうよ一緒に!」


「確かにそしたらいちいち来なくも一緒に練習出来るし、いいかもね」


「あぁ、お前女っぽくないし、行けるんじゃね?」


「よし!じゃあ早速、明日秋声さんに頼んでみよう!」









「…え?」

「「「ん?」」」

「え?私女だよ?
女も遊男って出来るの?」


「うーん…」

「まぁ、女の遊男なんて聞いたことないけど…」

「いや、でもまぁ、」


「「「なんとかなるだろ(でしょ!)」」」


「え、なるんだ…」


いや、さすがに実際に遊男やるってなったらちょっと…


…でも、、4人で稽古、やってみたいな…


その後もしばらくおしゃべりをしたあと、4人の布団をくっつけてみんなで寝た。

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