君のためなら何回も。
タイトル未編集

男子なんて大嫌い!

いじわるでうるさくて変態が多くて

女子の気持ちをすぐ馬鹿にする。

私は二度と恋愛なんてしない───





主人公 四宮 風夏(シノミヤ フウカ) 



転校生 九重 星夜(ココノエ セイヤ)





「HRはじめんぞー」

先生の声とともにみんなが座り出す。

「風夏!」

こそっと親友の遥菜が話しかけてきた。

「なに?」

「今日転校生くるらしいよ!イケメンのっ」

遥菜は目をキラキラさせて言う。

「私が男子嫌いなの知ってるでしょ(笑)」

と、私は遥菜の体を前に向かせた。

「今日は転校生を紹介するぞー」

おーっとクラスがざわつく。

「入ってきていいぞ」

先生の一言と同時に転校生が入ってくる。

するとクラスの女子がきゃーっと叫ぶ。

「九重星夜です。お願いします」

「おし、じゃあ席はーー」

と、先生が指をさした。

「四宮の隣、あそこだ。」

私の方へ視線が集まった。

「ずるいぞ風夏!」

遥菜はむうっと口を膨らませた

「なら交換しようよ(笑)」

冗談を言いつつ二人で笑いあう。

九重くんが私の隣の席に座る。

「九重です。よろしく」

にっこり笑い九重くんはいった。

「四宮です。よろしく」

精一杯の笑顔で私も返す。

「そんじゃあ今日はーーーーーー」

と、先生の話が始まったのだった────
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