夏空フィッシュテール
第3章
この気持ちの正体は何?
年も明け、通勤が嫌になるほど雪の積もる時期になっていた。
夏樹さんはあの後何事もなかったように接してくれている。
あすかさんとは誰なんだろう・・・。
気にはなるけど、私が触れてはいけないことだと思って聞けずにいる。
今日は土曜日で、さっちゃん達と遊ぶことになっていた。
修くんが車を出してくれて、隼人くん、さっちゃん、私の順番で迎えに来てくれる。
家の外で待ちながら、積もった雪を丸めて小さな雪だるまを作った。何かを作っている時は何も考えなくていいから気が楽なのかもしれない。
そんなことを思いながら立ち上がると、ちょうど修くんの車が見えた。
「どこ行く?」
いつも何をするとあらかじめ決めておくわけではなく、集まってからその時の気分で決めている。
「ゲーセン?ボーリングでもいいかもね」
さっちゃんの提案で満場一致でボーリングに決まった。
先月の修くんの誕生日に集まってから少し空いてしまっていたから、聞きたいことも話したいこともたくさんある。
「二人は順調なの?」
前回あった時に付き合っていることを修くんから聞いたとさっちゃんに詰め寄ったら「ごめんごめん」と謝っていた。
「おかげさまで。今のところは、ね?」
「今のところはってことはないだろ!」
さっちゃんの言葉に隼人くんが必死に突っ込みを入れる。
そんな二人が可笑しくて笑ってしまった。隣で運転しながら修くんも「ふっ」と笑っている。
夏樹さんはあの後何事もなかったように接してくれている。
あすかさんとは誰なんだろう・・・。
気にはなるけど、私が触れてはいけないことだと思って聞けずにいる。
今日は土曜日で、さっちゃん達と遊ぶことになっていた。
修くんが車を出してくれて、隼人くん、さっちゃん、私の順番で迎えに来てくれる。
家の外で待ちながら、積もった雪を丸めて小さな雪だるまを作った。何かを作っている時は何も考えなくていいから気が楽なのかもしれない。
そんなことを思いながら立ち上がると、ちょうど修くんの車が見えた。
「どこ行く?」
いつも何をするとあらかじめ決めておくわけではなく、集まってからその時の気分で決めている。
「ゲーセン?ボーリングでもいいかもね」
さっちゃんの提案で満場一致でボーリングに決まった。
先月の修くんの誕生日に集まってから少し空いてしまっていたから、聞きたいことも話したいこともたくさんある。
「二人は順調なの?」
前回あった時に付き合っていることを修くんから聞いたとさっちゃんに詰め寄ったら「ごめんごめん」と謝っていた。
「おかげさまで。今のところは、ね?」
「今のところはってことはないだろ!」
さっちゃんの言葉に隼人くんが必死に突っ込みを入れる。
そんな二人が可笑しくて笑ってしまった。隣で運転しながら修くんも「ふっ」と笑っている。