なりゆき皇妃の異世界後宮物語
「かっこよかった」
朱熹が不服そうなので、曙光は言い方を変えてみる。
「それも褒められている気がしません」
「それでは言い直そう」
曙光は目を開け、朱熹の瞳を真っ直ぐに見つめた。
「惚れ直した」
「惚っ……」
朱熹の顔が真っ赤に染まる。
「お戯(たわむ)れを……」
恥ずかしくて曙光の顔が見られない朱熹は、顔を横に背けた。
「戯れてなどいない。余の本心だ」
曙光は起き上がり、胡坐をかいて朱熹と向き合う。
「どうして急にそんなことをおっしゃるのですか?」
朱熹の問いに、曙光は一瞬間を置いた。
「……覚悟ができたからだ」
「覚悟?」
朱熹が不服そうなので、曙光は言い方を変えてみる。
「それも褒められている気がしません」
「それでは言い直そう」
曙光は目を開け、朱熹の瞳を真っ直ぐに見つめた。
「惚れ直した」
「惚っ……」
朱熹の顔が真っ赤に染まる。
「お戯(たわむ)れを……」
恥ずかしくて曙光の顔が見られない朱熹は、顔を横に背けた。
「戯れてなどいない。余の本心だ」
曙光は起き上がり、胡坐をかいて朱熹と向き合う。
「どうして急にそんなことをおっしゃるのですか?」
朱熹の問いに、曙光は一瞬間を置いた。
「……覚悟ができたからだ」
「覚悟?」