ノートの端にメッセージを
 コウタの顔が少しかげる。悲しい顔だ……
 私は頭を下げて謝った。
 「うん…本当にごめんなさい……」
 顔を上げると、コウタはいつもの笑顔に戻っていた。
 「もう怒ってねぇよ。ほら、車来そうだから早く渡ろうぜ。」

 コウタの言うとおり5、6本先の電柱の辺りにトラックらしき車がこちらへ向かって来る。
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