complex road


近くのテニスコートの駐車場に車を停める
最近の定位置。


「里香淋しかったかぁ〜ゴメンなぁ〜」

《チュッ♪》

抱きついてくる宏君



そのまま里香のヒザに頭を乗せる

「ヒザ枕はいいなぁ〜♪」


なんだか今日は宏君が甘える番みたいね(微笑)



どんな表情するか…ちょいと質問

「宏君ホテル行こうか!」


すかさず起き上がる宏君

里香の顔をジット見る…

少しの間の後…

「ダメダメ。行かない」

また里香のヒザに頭を乗せる



「なんでぇ?(微笑)」

宏君の髪を撫でながら里香は聞く



「そりゃー行きたいで!里香と行きたいで!!……でもまだいぃ。…今は、こうしているだけでも満足やねん。」



「本当に…?」

宏君の顔をのぞきこむ



「…好きやったら大事にしたいって男は思うんや!」


ありがとぅ…

ゴメンね変な事聞いて…



「私も、宏君とこうしてるだけで大満足だよ♪」


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