君はアイドル
「……流星、あのね。
一緒に暮らして、やっぱり今までとは違うと思った。
このまま彼女になりたいってきっと思えると思う。」
え?!
と驚いた顔をする彼に恥ずかしくなる。
「……正直、私ってこんなんだから今までの恋愛もそんなに深くしてきたことがなかったんだよね。
だから、流星に好きって言われて幸せだなって感じてるのを好きだと勘違いしてるのかどうかも分からないし、アイドルの彼女なんて大変だし不安でしかない。」
うん、と真剣に話しを聞いてくれる。
「それでも、今はとりあえず流星といると幸せだし、出会えて良かったなぁって思ってるよ。」
私の言葉にパァっと顔が明るくなる。
「それだけで充分幸せ!
俺はずっと幸せ感じてるし、会えた事が奇跡にしか思えない。
あの日青が俺の事知っててもきっと特別扱いしなかったの今なら分かるし、変わらず好きになるんだと思ってる。」