君はアイドル


撮影が終わった後、マネージャーに3人とも呼び出された。


「実はお前らと同じ事務所内のアイドル歌手がスキャンダル起こした。
女関係で、しかも結婚してたらしい。
報告なしで勝手に結婚して事務所は辞めるって言ってるらしい。」


「愛を選んだ、か。
まぁアイドルだって結婚もしたいよね。
どっちみちバッシング食らうんだし。」


凛が頷きながら言う言葉を基と流星は無言で聞いた。


「お前たちはアイドルだ。
人気があってナンボ。
恋愛するなとは言わないが、気をつけるんだぞ。」


はーい、と返事をして控室に戻る。


「…流星はあの子と結婚したいのか?」


基が珍しく自分から青の話を振ってきた。


「そりゃあ…したいよなー。
アイドルも好きだけど、いつかアイドルじゃなくて俳優の方にいけたら結婚も許されるかなって思う。
お前らはどうすんの?」


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