君はアイドル

玄関で突っ立っていると、冷蔵庫に物を詰めながらこちらを覗く。


「どうぞ上がって!
ちょっとお礼を……」


ガサガサ何かを探している様子を見ながらそのまま中に入らず待つ。


「??
どうしたの?」


「いや、一応メンバーの女の家に2人きりでいない方がいいだろ。」


キョトンとした後、彼女は大きく笑った。


「いや、真面目か!!
だってさ、メンバーでしょ?
何か起こるわけないじゃない!」


ちょっと待ってて!とまた奥へ入って行き、何かを持って走って来た。


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