君はアイドル



不意打ちにドキッとしながら基くんを見ると、


「…むしろラッキーじゃね、役得だな」


少し横目でニヤっと笑って言った。



ひぃぃぃ!!
何今の!さすがアイドル!!
こんなシチュエーション全女子がキュンキュンするやつ!!
基くんの普段のキャラとのギャップが……


流星の事はしばらく見れずにいた。


撮影もさすがアイドル。
ナチュラルに微笑んで1発OK。
わたしはずっとドキドキしてしまった。


「…………なぁ、基ってやっぱり青ちゃんのこと気に入ってね?
普段あんなリラックスして女と話さねーじゃん」


凛が流星の隣に座って話しかける。


「………うるせぇ、だからなんだよ。
青は俺のだから関係ねーよ、そんなの」



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